トキソプラズマ症

トキソプラズマ症は、ほとんどの場合無症状の病気で、トキソプラズマという原虫に寄生されることによって発症する感染症です。抗生剤を投与することで治療します。

危険度

低い 命に関わる恐れは低いですが、注意が必要です。

かかりやすい犬種

すべての犬種に一般的にみられます。

主な症状

下痢をする、呼吸困難、発熱、痙攣を起こす、脳に障害が生じる、など。ほとんどの場合、無症状です。まれに発熱、筋肉痛を起こすことがあります。妊娠中の犬の場合には、流産や死産の危険性が、免疫力の低下している犬の場合には、肺炎、肝炎、脳炎等を引き起こす危険があります。

予防方法

生肉や糞便などの感染源と接触させないことが大切です。

原因

トキソプラズマに感染している動物の生肉を食べたり、糞便をなめたりすることで、トキソプラズマという原虫に寄生されて感染します。

治療方法

抗生剤を投与して治療します。発熱症状がみられる際には、症状を抑える対症療法を行います。