偽妊娠は、妊娠したのと同様の体や行動の変化が非妊娠時に起こる症状です。発情後6-9週間にみられて一般的には2-3週間で症状は消失します。乳腺の発達やお乳の分泌などが主な例です。治療の必要はありませんが、繰り返すようであれば診察を受けると良いでしょう。
危険度
低い 命に関わる恐れは低いですが、注意が必要です
かかりやすい犬種
雌犬にみられます。
主な症状
(妊娠していないのに)乳が出る (妊娠していないのに)乳腺が張るなど
偽妊娠は、妊娠したのと同様の体や行動の変化が起こる病気で、主には乳腺が張ったり、お乳が出始めたりなどします。また、巣づくりをする行動も見られることがあります。
予防方法
避妊治療をする以外に予防法はありません。
原因
妊娠維持に必要なプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンが、妊娠していなくても活発に分泌されることがあります。そして、プロゲステロンの分泌が低下したころに、乳腺を刺激するプロラクチンというホルモンの分泌が活発になり、その影響で犬に変化が起こります。
治療方法
偽妊娠の多くは、治療の必要はありませんが、くり返すようであれば動物病院で診察を受けましょう。