関節リウマチは、関節に炎症と腫れを引き起こす自己免疫性の疾患です。これを発症した犬は、関節に痛みを感じるようになります。関節周辺の組織に、免疫複合体が沈着することが原因と考えられていますが、はっきりとした原因はよく分かっていません。痛みなどのリウマチの症状を和らげる薬によって対処します。
危険度
低い 命に関わる恐れは低いですが、注意が必要です
かかりやすい犬種
若年齢、中年齢のミニチュア・ダックスフント、マルチーズ、シェトランド・シープドッグ、シー・ズー、プードル、トイ種などの小型犬でみられることがあります。
主な症状
患部に熱がある、足をかばう・引きずる、足を痛がる、関節が腫れる、食欲不振など
関節リウマチを発症している犬は、関節に痛みを伴います。これは、肢を挙げる動作や、歩行や登ることが難しいなどの症状として表れます。主に、手首や足首、指の関節に発症することが多く、炎症症状がみられます。初期は運動後休んだ後に悪化し、軽い運動をすると改善したりすることがあります。
予防方法
関節リウマチは進行性の病気なので、早期発見、早期治療が大切です。
原因
原因はよく分かっていません。しかし、自己免疫性の疾患だと考えられています。
治療方法
関節リウマチの治療として、抗リウマチ薬を投与して痛みを和らげます。また炎症を制御する薬や軟骨保護剤を併用することもあります。
