骨肉腫
骨肉腫は、骨にできるがん(悪性腫瘍)です。老齢の大型犬に多く見られます。発症箇所は四肢(肩甲骨や大腿骨の端)が多い為、初期症状として軽度の跛行が見られます。悪性度が非常に強く、診断された段階ではすでに転移が起こっているこ…
骨肉腫は、骨にできるがん(悪性腫瘍)です。老齢の大型犬に多く見られます。発症箇所は四肢(肩甲骨や大腿骨の端)が多い為、初期症状として軽度の跛行が見られます。悪性度が非常に強く、診断された段階ではすでに転移が起こっているこ…
腎不全とはなんらかの理由により腎臓が障害された結果、体内の老廃物の排泄や水分・電解質バランスの調節などの機能に異常をきたした状態です。急性腎不全と慢性腎不全に分けられます。急性腎不全は急激に症状が悪化し、命に関わることも…
膵炎は、何らかの原因で膵臓の作り出す膵液が漏れ出して組織を障害したり、他の臓器で生じた炎症が波及したりすることにより、膵臓に炎症が起こされる病気です。急性の場合と、慢性の場合の2種類の膵炎に分別されます。急性の場合には、…
腎臓で作られた尿は尿管を通って膀胱へ溜められ、体外に排出されますが、この通り道のいずれかが閉塞して尿が腎臓に逆行し、腎臓や尿管が拡張した状態を指します。拡張した腎臓や尿管は大きく、または太く腫れて見られます。無症状の場合…
水頭症は、脳内に水が蓄積された状態のことをいいます。先天性の場合や、脳腫瘍、脳炎などさまざまな原因で発症します。無症状のこともありますが、てんかん発作や、動作が緩慢になるといった症状が見られることもあります。頭蓋内の圧を…
前立腺腫瘍は、その多くは悪性腫瘍で、発見された時点で手遅れとなっているケースが多いです。去勢雄および未去勢雄の両方にみられます。尿道からの腫瘍の転移の場合が多く、排便に痛みを伴ったり、尿に血が混じったり等の症状が見られま…
前立腺肥大は、原因は明確ではありませんが、加齢とともに前立腺内のエストロジェンとアンドロジェンのバランスが崩れることが要因の1つと考えられています。主な症状としては血尿が一般的で、排尿困難などの症状も見られます。根本的な…
続発性脂漏症は、アレルギー性皮膚疾患や寄生虫、細菌、真菌(マラセチアなど)の感染、ホルモン性や代謝性の病気などが原因となって、皮膚(表皮)の新陳代謝が極端に速くなり、角化の異常が生じることにより起こります。症状としては、…
犬の心房中隔欠損症は、心臓の心房中隔(左心房と右心房を隔てている壁)の一部が欠損して穴が開き、左心房と右心房がつながってしまう生まれつきの病気です。穴が小さい場合には目立った症状はみられませんが、穴が大きいと左心房から右…
僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁(2枚の弁からなる)が正常に閉じなくなってしまう病気です。正常に閉じないことにより、血液が左心室から左心房へ逆流するため、その影響で左心房が肥大します。一番目立つ症…