内耳炎

内耳炎は通常、細菌感染による外耳炎・中耳炎が波及し生じることが多いです。炎症側への捻転傾斜や旋回、眼振などが症状としてみられます。細菌感染の治療のため、長期間の抗生剤投与が行われます。

危険度

低い 命に関わる恐れは低いですが、注意が必要です。

かかりやすい犬種

中~高齢の犬に多くみられます。

主な症状

内耳炎を発症した犬には、うまく歩けずよろめいたり転倒したりするといった症状がよくみられるようになります。その他にも、炎症が起こっている方向への捻転傾斜、眼振(眼球が左右に揺れたり、回転したりする)が見られます。初期症状として、吐き気や嘔吐があり、食欲の低下といった症状が現れることもあります。

予防方法

中耳炎・外耳炎を発症した際に、早期治療を行うことが大切です。

原因

細菌感染によるものが最も多く、感染性の外耳炎・中耳炎から波及して生じます。その他には、腫瘍が原因で生じることもあります。

治療方法

原因によって治療方法が変わります。細菌感染による外耳炎・中耳炎から波及し発症したものであれば、抗生剤の長期投与を行います。しかし重度の場合は、外科的手術が必要となる場合もあります。