膿皮症

膿皮症は化膿性の皮膚病の総称で、皮膚に細菌が感染することによって生じます。主な症状としては、皮膚の発赤や痒み、脱毛、発疹、膿疱、かさぶたなどが見られます。原因となっている細菌に合わせた抗生物質を投与したり、薬用シャンプーを使用することで治療します。

危険度

低い 命に関わる恐れは低いですが、注意が必要です。

かかりやすい犬種

すべての犬種に一般的にみられます。

主な症状

膿皮症は、浅在性(子犬に多い)、表在性(夏場に多い)、皺壁性(短頭種に多い)、深在性(ジャーマン・シェパードに多い)の4つに分類され、それぞれによって症状が異なります。これらの違いは、細菌感染の深さや程度、細菌の種類などによって生じます。発赤、脱毛、発疹、膿疱、かさぶたが主に見られ、場合によっては、腫れや発熱も見られます。

予防方法

日頃から皮膚の健康に気をつけ、食事や栄養に配慮することが大切です。

原因

膿皮症は、細菌が皮膚に感染することによって発症します。代表的な細菌はブドウ球菌です。細菌の感染は、細菌の侵入を防ぐ効力が皮膚から失われることによって起こります。また、他の病気が引き金となって、二次的に発症することもあります。犬に適さないシャンプーの使用も、発症の原因になるので注意が必要です。

治療方法

原因である細菌に合わせて、抗生物質を投与することが基本です。また、薬用シャンプーによる洗浄も効果的です。他の病気が原因となっている場合、その治療をします。