【獣医師執筆】獣医師が選ぶ、小型犬にとって理想のベッドとは

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小型犬を室内で飼っている方の多くが、犬用ベッドをすでに持っているか、あるいは新しいベッドを買い替えよう考えているのではないでしょうか。

最近だと、おしゃれで可愛いデザインをしているものや、柔らかくてふかふかしているものなど、様々なタイプのベッドが売られています。

今回は、小型犬にとって理想的なベッドとは、どのようなタイプのものか、考えていきます。

愛犬の体格に合わせてサイズで選ぶ

まず小型犬のベッドを選ぶ上で大切なのは、登ったり飛び降りたりするような立体的なタイプは避けることです。
小型犬の多くが足が細く、膝のお皿や関節が弱い傾向にあります。

そのため、ベッドはなるべく平面のものか、ドーム型でも出入り口が正面のみのものにしましょう。
座面を下げることで、足腰への負担がかからないようにします。

また、愛犬の体格に合った大きさのベッドを選ぶことも大切です。

真ん中が平面で、その四方が少々盛り上がっているようなカドラータイプのものや、中にすっぽり入れるドーム型がいいでしょう。

多くのワンちゃんは狭いところや暗いところの方が安心して休むことができます。

その際、ベッドでは丸まって眠ることが多いですが、ワンちゃんよりもひと回りほどスペースがあるタイプが理想的です。

時々、寝返りをうったり、手足を伸ばしたりすることがありますので、あまりにもぴったし過ぎるとその余裕がありません。

ベッドの素材で選ぶ

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次にベッドの素材を考えます。
特に日本では季節によって気候が大きく異なりますので、人のお布団と一緒でワンちゃん達のベッドも季節に応じて変えてあげるといいでしょう。

春から夏は通気性が良い素材を、秋から冬にかけては柔らかくてふわふわした冷えにくい素材を使っているベッドがオススメです。
床に触れる部分は滑りにくいタイプがなおよしです。

足が弱い小型犬にとっては、ベッドが滑ることでケガをしてしまう可能性があります。
さらに重要なのが洗濯できること。

ワンちゃん達のベッドは、毛や排泄物などで汚れてしまうことが多いです。
加えて、夏はダニが繁殖してしまったり、カビが生えてしまうこともあります。
楽なのはそのまま洗濯機に入れて洗えるタイプのベッドです。

毎日は難しくても、週に1〜2回は洗濯してあげて、日光消毒も行なっておきましょう。

まとめ

小型犬を飼われている方が新しくワンちゃん用にベッドを買う際、値段やデザインで選ぶことが多いと思います。
しかし、できればワンちゃんのために素材やサイズを考慮して選んであげましょう。

特にワンちゃんの体格に合っていることと、衛生的に使えるかどうかがもっとも重要です。

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