尿道結石は、膀胱などでつくられた結石が尿道に詰まる病気です。尿道がふさがれてしまうため、尿量の減少が症状としてみられるようになります。血尿を伴ったり、放置によって急性腎不全を発症し、尿毒症を引き起こしてしまうこともあります。尿道に詰まっている結石を膀胱内に押し戻す処置が行われます。
危険度
一概に言えない 年齢や症状、原因によって違うため、一概には言えません。
かかりやすい犬種
すべての犬種に一般的にみられます。
主な症状
尿の量が減る、血尿がでる、など。尿道結石によって、結石が尿道をふさいでしまうため、尿量が減少したり、時には全くでなくなることがあります。無理やり出した尿には、血が混じっていることもあります。尿が出ない状態は、急性腎不全を引き起こし、尿毒症を発症する原因となるため、注意が必要です。
予防方法
細菌性膀胱炎の予防をすることが大切です。
原因
細菌性膀胱炎などの尿路感染症が原因となって、尿がアルカリ化を起こすことで結石が形成され、それが膀胱から尿道に流れてつまることで発症するケースが一番多くみられます。
治療方法
尿道のつまりを除去することが先決のため、結石を膀胱内に押し戻したり、外科的手術によって摘出するなどの治療が行われます。膀胱内に押し戻された結石は、その大きさによって内科的治療で溶かしたり、外科的手術によって摘出したりなどの対処を行い、体内から消滅させます。