尿の変化は、腎臓や泌尿器だけではなく、全身の病気でも起こりえます。
尿が出ない場合、体の中に老廃物がたまり危険な状態になります。
尿の量や回数が増えた場合も診察が必要です。
普段から、愛犬の尿の量や色、回数を把握しておきましょう。
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- 免疫介在性溶血性貧血(IMHA)免疫介在性溶血性貧血(IMHA)は、体に侵入した病原菌などを退治する免疫システムが自分の赤血球を破壊して貧血に陥る病気です。発症すると、元気がなくなる、散歩や運動の途中でしゃがみこむ、すぐに息切れをす…