回虫症

回虫症は、イヌ回虫が犬に寄生することによって生じます。主な症状は下痢です。主に、以下4つの感染経路が存在します。母犬の胎内で胎盤を介して胎子に感染する胎盤感染。ほ乳期に、乳汁によって子犬へ感染する乳汁感染。イヌ回虫の虫卵を口にしての経口感染。動物を捕食する際に感染する補食感染です。

危険度

低い 命に関わる恐れは低いですが、注意が必要です

かかりやすい犬種

すべての犬種に一般的にみられ、特に子犬でよくみられます。

主な症状

ぐったりしている・元気がない、吐く、下痢をする、痩せるなど
子犬に感染すると、下痢や嘔吐、発育不良、お腹の膨張といった症状が現れます。また、ぐったりして元気を失ってしまったり、体重低下で痩せたりし、最悪の場合には命に関わることもあります。成犬の場合は下痢が主な症状です。成犬においては無症状のことも多々あります。

予防方法

散歩中、放置されている犬の糞便には、犬を近づけないようにしましょう。

原因

イヌ回虫に感染することによって発症します。以下4つの感染経路が主なものです。母犬の胎内で胎盤を介して胎子に感染する胎盤感染。ほ乳期に、乳汁によって子犬へ感染する乳汁感染。イヌ回虫の虫卵を口にしての経口感染。動物を捕食する際に感染する補食感染です。

治療方法

下痢が症状の場合には、下痢を緩和する薬を投与します。また、イヌ回虫の駆除する方法として、駆虫薬を飲ませることが有効ですが、寄生している回虫の量や犬の年齢、感染してからの期間などによっては、1回では駆虫しきることができない場合もあるので、定期的に、必要に応じて、投与を継続することが大切です。