肝臓がん(肝臓腫瘍)

肝臓がん(肝臓腫瘍)は、肝臓からがんが発生する原発性腫瘍と呼ばれる場合と、ほかの部位に発生した悪性腫瘍が肝臓に転移して起こる転移性腫瘍と呼ばれる場合があります。嘔吐や体重減少、出血などの症状がみられ、発見が遅くなれば命にかかわる場合も多く、早期発見・早期治療が必要です。

危険度

高い 放っておくと、命に関わる恐れがあります

かかりやすい犬種

原発性の場合は、10歳以上の老犬によくみられます。

主な症状

お腹が膨れる 下痢をする 体重が落ちる(やせる) 元気がない・疲れやすい 吐く(嘔吐) 食欲がない
原発性肝臓がんの場合、初期は目立った症状は現れません。しかし進行すると、ぐったりした様子がみられるようになり、食欲が次第になくなり、体重が減ってきます。嘔吐、下痢、多飲多尿、お腹の膨らみ、黄疸がみられたりなど、その症状はさまざまです。発見や治療が遅れると死に至ることもあります。
転移性肝臓がんの場合、転移前の腫瘍の種類によって症状が異なります。

予防方法

肝臓がんの予防方法はありません。定期健診による早期発見を心掛けましょう。

原因

肝臓がんが発生する原因は、2種類に分けられます。
肝臓自体から発生する原発性肝臓がんと、ほかの部位に発生した悪性腫瘍が転移する転移性肝臓がんです。前者は発生する原因ははっきりしていません。後者の場合は、悪性リンパ腫や血管肉腫などの転移や、膵臓がん、胃がんなどの悪性腫瘍が肝臓に浸潤することで発症します。

治療方法

原発性肝臓がんの腫瘍が、1つまたは2つの肝小葉に限られる場合は、外科手術によって完全に腫瘍を切除可能なため、予後は比較的良好となります。しかし、転移性肝臓がんを患う場合や、原発性肝臓がんであっても複数の肝小葉に発生している場合は切除手術が難しく、その他の効果的な治療方法がみつかっていないため、予後は不良です。