消化力が弱いワンちゃんは、脂質の低い食材のおやつを選ぶことがポイントです。
今回は、胃腸に異変があるときのおすすめのおやつについてご紹介します。
ワンちゃんの消化機能低下の定義
まず、消化器官が弱くなり消化機能が低下していると、そもそもワンちゃんの食欲が低下ぎみであったり、下痢や嘔吐などの症状が起こりやすくなります。
広く考えると、消化器官には口・歯・食道・胃・小腸・大腸・肛門まで含まれます。
その中でも飼い主である皆さんがイメージしやすいのは、胃腸の異変だと思いますが、食欲不振や嘔吐、下痢などの消化器症状が見られた場合には胃腸以外に悪いところがないかどうか確認することも大切になります。
胃腸に異変があるときのおすすめのおやつ
今回は特に胃腸の異変を疑った場合におすすめのおやつとして考えていきたいと思います。
もっとも大切なポイントになるのは、食物繊維が豊富に含まれるものであれば、消化・吸収機能を助けることができるという点です。
中でもおやつの食材に多く使われているのは、さつまいもです。
また、そのほかの野菜としては、かぼちゃやおからを使用したおやつもおすすめです。
特にこれらの野菜は、下痢が続いている時に、お腹の中でうんちをしっかりと固める手助けをしてくれます。
一方で脂質の与えすぎには注意する必要がありますので、チーズなどと一緒に与える時には気をつけましょう。
ご家庭でおやつを用意する場合、ご紹介した食材以外にキャベツがすすめられることがあります。
キャベツにも豊富に食物繊維が含まれることに加え、消化の効率を向上させる効果も期待できます。
同様に、リンゴにも腸内環境を整える善玉菌を増やす効果があると考えられています。
ただし、リンゴの場合、アレルギー反応を示すワンちゃんもいますので、与えて具合が悪くならないか、もともとアレルギー体質ではないか、などをよく確認しましょう。
さらに最近だと、乳酸菌や消化酵素がおやつや普段のフードに振りかけられるタイプとして売られていたり、それらが豊富に含まれるおやつも販売されています。
これらも、お腹の弱いわんちゃんに試してみてもいいでしょう。
まとめ
どのような食事が愛犬の消化器官に合うかということは、そのワンちゃんごとに大きく差があります。
さらに消化器官が弱い場合、そもそも食材の消化や吸収が不得意な可能性があります。
次から次へとやみくもに色々なおやつや食事を試しに与えてみるというのは控えるべきです。
いくつかの食材を少量ずつ試しに与えてみて、それでも全て合わないようであれば、何か大きな病気を抱えている可能性もありますので、早い段階でかかりつけの獣医さんにご相談ください。
コメントを残す