ヒトにとって必要な睡眠時間は、最低でも1日に6時間以上といわれます。
一方で、8時間以上連続で眠ることは俗に言う“寝疲れ”に繋がるため、足りない睡眠時間を週末や休日に寝溜めすることはあまり意味がないそうです。
では、チワワにおいてはいかがでしょうか?
今回はあまり知られていないチワワの睡眠時間についてご紹介します。
チワワの睡眠時間はどのくらい?
一般的に犬の1日の睡眠時間は12〜15時間といわれています。
これは割合として考えると、およそ50〜62%ほどの時間眠っている計算です。
ただし、何か周囲の変化に気づいてすぐ起きれるような浅い眠りの睡眠も含まれていると思ってください。
犬を飼われていない方にとっては少々驚きかも知れませんが、飼われている方はある程度うなずいてもらえるデータではないでしょうか。
というのも、多くのチワワはお散歩や運動時、ご家族の方と遊ぶ時間やお食餌の時間を除くと1日のうちほとんどの時間眠っていると思います。
これはチワワをはじめとして、犬という動物種として至って正常な睡眠時間でヒトの睡眠と異なります。
比較的浅い“レム睡眠”と、深く眠りに落ちている“ノンレム睡眠”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
一般的にヒトではこの2つの睡眠がおよそ90分周期で入れ替わるようで、浅いレム睡眠の時に目覚めるとスッキリした朝を迎えます。
一方で、犬にもこのレム睡眠とノンレム睡眠のような周期が存在すると報告されていますが、ヒトよりももっと細かく短い周期で入れ替わっているそうです。
だからこそ、ちょっとした物音や気配に敏感に反応して起きることができるのでしょう。
年齢による睡眠時間の変化は?
チワワの年齢と睡眠時間の関係について考えてみましょう。
仔犬の頃は一般的に遊び疲れるとすぐにぐっすり眠る傾向にあるため、睡眠時間は長く、成犬と比べても眠りの深い時間が多いと考えられます。
一方で、老犬の場合は、視力や聴力の低下から周りの物音や気配に対する反応が鈍ってきます。
その影響か、高齢期(シニア期)に入ったチワワも睡眠時間が増えていきます。
まとめ
チワワの睡眠はヒトとは大きく異なります。
ヒトのように長時間寝ていても寝疲れすることはありません。
しかし、ヒトと比べて眠りが浅い時間の割合が高く、ちょっとした周囲の変化に気づいてすぐ起きれるように寝ています。
また、とくに仔犬の頃やシニア期のチワワは、成犬と比べると睡眠時間が長くなりますが、問題ありません。
チワワが快適な睡眠を取れるような環境づくりを心がけましょう。
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