おうちのチワワがぐっすり寝ている時、よく観察してみるとチワワの身体が小刻みに震えていることはありませんか?
人でも突然かつ瞬間的に身体が震えることがあるかと思いますが、チワワに認められた場合異常を疑うべきでしょうか?
今回は寝ているときにチワワの身体が小刻みに震える理由として考えられるものを挙げていきます。
部屋が寒すぎてはいないか?
まず第一に考えられる理由としては、室温が下がりすぎて身体が冷えてしまっているケースです。
寒さを感じるとそれに応じて熱を産生しようと無意識に身体が小刻みに震えます。
とくに夏の季節は夜の間も冷房をつけたまま就寝しているご家庭が多いのではないでしょうか。
しかし、人間と犬の平熱および体感温度は異なります。
26℃前後を目安に室温を下げすぎないように気をつけましょう。
てんかんかも?
次に考えなくてはいけない症状として、てんかんの可能性が挙げられます。
てんかんによるけいれん発作の中には身体が小刻みに震えるだけで、意識を失わないものも存在します。
高齢のチワワであれば、てんかんの原因が脳の内部に存在する可能性が高くなりますので、普段の行動・活動に変化がないかどうか、日中にけいれん発作を起こしたことはないかどうか改めて確認しましょう。
もし、震え続けて落ち着かない場合には大きな発作に発展する可能性があるため、動物病院へ相談することをオススメします。
睡眠時ミオクローヌスとは?
体温も問題なく、てんかんも考えにくい場合は、睡眠時ミオクローヌスという現象かも知れません。
ミオクローヌスとは、筋肉が瞬間的にけいれんすることを指します。
人ではこれにより睡眠途中で目が覚めてしまい不眠症状を呈するため、睡眠時ミオクローヌスという病気として認識されています。
犬ではこのような病名の診断が下ることはありませんが、それでも同様の病態は考えられます。
多くが原因不明とされますが、いくつかの薬剤や貧血、腎臓病などの関与が疑われています。
チワワでも小刻みに震える様子が続くあるいは何度も繰り返されるようであれば、これらの存在は動物病院で検査を受けて確認すべきでしょう。
まとめ
瞬間的に小刻みに震えるだけであれば多くのケースで問題ないと言えることでしょう。
しかし、震える様子が長く続くようなら体温・室温を確認した上で、身体が冷えていないかチェックしましょう。
身体が冷えていない場合にはてんかんの可能性も視野に入れて動物病院への相談を検討すべきでしょう。
その場合は動画に収めることができれば診断のヒントとなりますのでトライしてみてください。
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