おやつとしてあげたジャーキーをチワワが勢いよく丸呑みしてしまう、なんてことはありませんか？
硬くて噛みごたえがありそうなのになぜ？と思われる方もいらっしゃると思いますが、それには理由があるのです。
しかし、ジャーキーのようなものを一度に丸呑みしてしまうと問題が生じてしまうこともあるため、よく注意しなければなりません。
チワワが硬いジャーキーを丸呑みする理由
硬くて噛みごたえがありそうなジャーキーなのに、もらった瞬間に食いついてそのまま丸呑みすることは、決して少ないことではありません。
それには大きく分けて2つの理由が考えられます。
まず1つ目の理由として考えられるのは、チワワが持つ歯の形状が関係しています。
もともと犬の奥歯は、牛などの草食動物と比べて口に入れたものをすり潰すようにはできていません。
どちらかというと肉などの食べ物を引きちぎりやすいようにできています。
そのため、本来は口入れたものを飲み込みやすく小さくすり潰すことはしないのです。
また、チワワが持つ犬としての習性がもう1つの理由として挙げられます。
それは犬が野生で生活していた頃まで遡ります。
野生で生活していると手に入れた食餌を誰かに横取りされる可能性があります。
そこで、食餌を手に入れると同時になるべく早く食べてしまおうとする習性がありました。
ジャーキーを勢いよく飲み込もうとするのもこの習性がチワワの中に残っているのかも知れません。
ジャーキーの丸呑みは危険？やめさせた方がいい？
硬いジャーキーに限らず、ドライフードの粒よりも明らかに大きな食餌やおやつは丸呑みさせない方がいいでしょう。
これらを丸呑みしてしまうと喉や食道に詰まらせて呼吸困難になること、さらには食道を傷つけて最悪裂けてしまうことまであります。
取り除くには胃カメラ（＝内視鏡）か外科手術になりますが、どちらも全身麻酔が必要です。
どうしても丸呑みをしてしまうチワワであれば、ジャーキーは手でちぎって小さくしてから与えましょう。
簡単にちぎれないものであれば、ハサミなどでカットしてあげてもいいと思います。
まとめ
このようにチワワがジャーキーを丸呑みしてしまうのには理由があると考えられます。
しかし、喜んで食べているからといって丸呑みを許してしまっていると、いつか喉や食道に詰まってしまい命の危険が生じるかも知れません。
もしおうちのチワワがジャーキーなどを丸呑みしているのであれば今すぐやめさせることをオススメします。
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