【獣医師執筆】チワワの長時間お留守番。無駄吠えをさせないための注意点

チワワ

まだまだ国内の新型コロナウイルス感染者数の増加が止まるところを知らず、不要な外出は自粛するよう叫ばれる日々が続きそうです。

それでも、お仕事や学業を理由に長時間おうちのチワワをお留守番させる機会が再度増えてきたのではないでしょうか?

とくに、緊急事態宣言によりお留守番が減っていたご家庭では突然長時間のお留守番が増えることでチワワが無駄吠えをするようになってしまうかも知れません。

お留守番中に無駄吠えしてしまう理由は?

飼い主が不在の間にさまざまな問題行動をとってしまう現象を分離不安と呼びます。

分離不安は、飼い主と離れることによって生じるストレスや不安などが原因となり、これらの負の感情を発散させようとして飼い主やご近所にとって迷惑と考えられるような行動をとっていきます。

この分離不安の症状の1つとして無駄吠えが挙げられ、とくにマンションや集合住宅でご近所トラブルに発展することがあり注意しなければなりません。

お留守番中の無駄吠えをさせないためには?

お留守番中の無駄吠えをなくしていくためにはどのような工夫をしていけばよいでしょうか?
まずはお留守番に慣れさせることです。

最初から長時間のお留守番に耐えられるチワワは多くありません。
そのため、短時間のお留守番をさせても不安やストレスを感じないようになるまでは留守が長くならないよう気をつけましょう。

チワワ自身が、「飼い主がいなくても大丈夫」「時間が経てば必ず戻ってきてくれる」と思えるように、はじめは外出時間が5〜10分になるように練習していくとよいと思います。

また、お留守番中にチワワが不安を感じないようにする工夫も大切です。

例えば1人でも十分楽しめるおもちゃなどを用意してあげましょう。
中でも遊びながら時々おやつが食べられるようなタイプの玩具も、チワワが飽きにくいように作られているためオススメです。

あるいは、普段からクレートを使って寝かせているご家庭では、お留守番の時にもクレートを利用できるように設置してあげることも有効かも知れません。

ワンちゃんはしっかりとしつけることで、クレート内で安心して眠ることができるようになります。

まとめ

これから先外出時間が増えてくると、お留守番中の無駄吠えが心配になることでしょう。
できればお留守番が長くなる前に、短時間のお留守番から慣れさせてあげるべきです。

おうちにいる間もずっと飼い主と一緒にいることで分離不安になりやすくなる傾向があるため、普段から少しずつ離れる時間を設けることも心がけましょう。

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