チワワが自らの手足の毛を、その色が変わるまで舐め続けるには理由があります。
なかでも、今回は手足だけではなく全身を舐めてしまう理由としてチワワに多く考えられるものをご紹介します。
病気以外の理由
全身を舐めているからといって、すぐに動物病院を受診する必要はないかも知れません。
病気以外の理由で全身が気になって舐めている原因として、比較的考えられるものをピックアップしてみます。
- 換毛期で抜け毛が多い
- 毛玉ができている
- 環境の変化やストレス
など、このうちどれかに当てはまることはありませんか。
換毛期は年に2回ほど季節の変わり目に来るため比較的分かりやすいです。
毛玉が気になっている場合は、身体を触ってみると見つけることができるかと思います。
また、手先・足先を舐めているなかでも精神的な理由も一因としてあります。
このように不安やストレスなどの精神的な理由であっても、全身を舐めてしまうチワワは少なくありません。
動物病院で治療が必要な理由
あまりにも長時間舐め続けている、皮膚がただれるほど舐めてしまっているようであれば動物病院での受診を急ぐべきでしょう。
もともと舐め始めた理由が病気ではなかったとしても、舐め続けることで皮膚病(二次性の膿皮症など)になってしまうことがあります。
全身を舐めているケースで考えられる病気などを挙げてみましょう。
- 細菌感染(膿皮症など)
- アトピーやアレルギー
- 食物アレルギー
- ホルモン異常等の内分泌疾患
- ノミやダニなどの外部寄生虫
などです。
動物病院にて病気を調べていく上で、病変(=皮疹)が最初からあったのか、それとも痒みが最初にあり後から皮膚に病変ができたのかはとても重要です。
チワワが舐めたり痒がっているのに気がついたタイミングでできるだけ確認しましょう。
また、外部寄生虫に関しましては、月に1回などの駆虫を行なっているかどうかが大切です。
行なっているのであればどのようなお薬を使っているか、獣医さんに説明できるよう準備しておきましょう。
手足や全身の痒みが食物アレルギーの症状の1つである場合も考えられるため、新しく与えたフードやおやつがないかどうかご家族で確認しておきましょう。
まとめ
一般的にチワワが全身を舐めている場合、精神的な要因や毛づくろいの一環として行なっていることがあります。
しかし、全身を舐めるのが長期間に及ぶ場合には、病気が背景にある可能性もあるため、一度診察を受けましょう。
その際は、皮疹を見つけたタイミングとチワワが舐め始めた時期をメモしておくと診断の助けになるかもしれません。
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