チワワのお口が臭うようになった時、歯周病の可能性が疑われます。
しかし、実際には歯周病以外の原因で口臭が生じてしまう場合もあるんです。
そこで今回は、チワワ のお口が臭う場合に歯周病以外の原因となる要因についてご紹介します。
口が乾燥している
犬の口の中が乾燥していると、それだけで臭う場合があります。
普段、唾液によって口の中は潤っていますが、水分をあまり飲んでいなかったり、長時間パンティングを続けていることで口の中が乾燥します。
口の中が乾燥すると、唾液が濃縮することで粘り気が増し、臭いが目立つようになります。
これからの季節、気温が上昇し、熱を逃がすために日常的に口を開けてパンティングをするワンちゃんが増えることかと思います。
冷房などで室温を下げてあげたり、お水を飲ませてあげることでお口の乾燥を避けましょう。
鼻炎や鼻腔内のできものなどでお鼻が詰まっていて、普段から口呼吸をしているチワワも同様です。
歯周病以外の病気が隠れている
それでは歯周病以外に口臭の原因となる病気についてご紹介します。
まず、アンモニア臭がする場合、肝不全や腎不全がおきている可能性があります。
肝臓が機能を失ってしまうと体内で毒素(アンモニア)が解毒できず蓄積し、腎機能が低下していると体内の代謝物を体の外に排出できず溜まってしまい、口から異常な臭いがします。
また、胃酸のような酸っぱい臭いがすることもあります。
その場合には何らかの原因で嘔吐していたり、胃液が溜まっていて食道内に逆流してしまうことで臭いを生じます。
あまり、獣医療では逆流性食道炎という診断名を聞くことはありませんが、同じような病態だと思ってください。
さらに、何かおかしなものを食べてしまったり、中毒を引き起こすような物質を摂取してしまった際に異常な臭いがすることもあります。
この場合には誤って食べてしまったものによって臭いは独特です。
にんにくやニラなどは犬に中毒を引き起こすことは有名ですが、これらを摂取した際には臭いが特徴的なので疑わしい時はすぐに動物病院へ問い合わせましょう。
まとめ
チワワの口からいつもと違う臭いがした時、歯周病以外にも疑うべき状態や病気はいくつか存在します。
そのため、最近水を飲む量が減って口の中が乾燥ぎみではないか、与えているもの以外に摂取したものがないかどうかはご自宅で判断できますので、ぜひ確認してみましょう。
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