人は年を重ねると涙もろくなるといいます。
人の眼科領域では、涙の分泌量が減ってしまうドライアイが加齢に伴い深刻になっていく傾向にあるそうです。
ではチワワではいかがでしょうか。
今回はチワワの涙に焦点を当ててお話しします。
チワワの涙はどんな時に増えるの?
一般的に、チワワをはじめとして犬において、年をとるにつれて涙の量が増えるという報告はありません。
しかし、なんだかチワワが高齢になってきて涙が目立つようになったと感じることはありませんか?
まずはチワワの涙が増える一般的な理由を挙げてみたいと思います。
- 目にゴミが入ったり、風が当たるなどの刺激による場合
- 目の周りや顔の毛が目に当たっている場合
- 涙が増える目の病気
多くはこの3つのうちのどれかでしょう。
特に上の2つはいずれも何らかの理由で目が刺激されることによって涙の分泌量が増えます。
しかし、気をつけなければならないのは目の病気により涙が増えているケースです。
涙が増える目の病気としては次のようなものが考えられます。
- 結膜炎
- 角膜炎、角膜に傷がある
- 緑内障
- ぶどう膜炎
これらはいずれも発見や治療が遅れると最悪の場合失明する可能性まであるのですが、初期の段階では症状があまり目立たないことも多いので注意が必要です。
涙が増えてきたらどうするべき?
まずは前半でお話ししたように、ゴミや毛が目に入っていないか、まつ毛や顔の毛が目に当たっていないかチェックしましょう。
もし目の中に何か入っている場合にはそっと拭い取れるか確かめてみてください。
しかし、無理してはいけません。
拭い取ろうとして反対に目を傷つけてしまう可能性がありますので、難しいようであれば動物病院へ受診しましょう。
一方で、明らかにゴミや毛などが目に入っていないにも関わらず、涙が日常的に増えているようであれば目の病気の初期症状かも知れません。
その場合も早い段階で目の検査を受けることをおすすめします。
まとめ
人と違ってチワワは涙の量が年齢によって変化するということはあまり一般的ではありません。
多くの場合、何らかの目の病気の初期症状の可能性がありますので、早めに目の検診を受けさせてあげましょう。
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