チワワのしつけというとどんな練習をイメージされるでしょうか?
おそらく多くの方が想像されるのは「おすわり」や「お手」、「伏せ」などように飼い主の指示に従う練習を何度も何度も繰り返し行なう光景でしょう。
確かにこれらはチワワのしつけを行なっていく上で基本となるコマンドです。
ただし、これらはただ繰り返すだけでは適切なしつけとは言えません。
今回はチワワをしつける上で大切なこと、さらには1日の中でどのくらいの時間をかけて行なうべきなのかについてご紹介します。
チワワのしつけの練習。もっとも大切なことは?
教えていることをチワワが覚えるまで何回でもただ繰り返すということは、適切なしつけとは言えません。
しつけを行なう時に大切なことは、出来るだけ社会化期からしつけを始めるということ、そしてチワワの感情をうまくコントロールしながら覚えてもらうことです。
まずしつけは幼い頃から始めることが望ましいとされます。
とくに犬の生後3週間〜14週間前後までの期間を社会化期と呼び、この時期にできるだけ多くの物事に慣れさせてあげることが大切です。
社会化期に多くの刺激を受けることでちょっとした物事や変化に対してストレスや恐怖心を抱きにくくなります。
また、この時期を過ぎてしまっても1歳までの間にしつけを始めることが重要です。
その理由としてはチワワの持つ学習意欲です。
1歳までに始めると、この時期のチワワはとくに好奇心旺盛で何かを学習して吸収する力が盛んなため、遊びの一環としてしつけを始めることができるのです。
この遊びの一環としてしつけを行なうことこそが、チワワの感情をコントロールしながらしつけをするということです。
しつけを1つ覚えるとご褒美が貰える、一緒に遊んでもらえるというようにポジティブな感情とリンクさせてしつけを行なうことが大切です。
1日の中でどのくらいの時間をしつけに割くべき?
さらにしつけとともにポジティブな印象づけをするためには、しつけを行なう時間にも注意が必要です。
じつは犬の集中力は人の10分の1とも言われます。
チワワに対して長い時間連続でしつけを繰り返すことは望ましくありません。
10〜15分ほどで休憩や遊びを挟み、また別のタイミングでしつけを再開しましょう。
このようなサイクルであっても1日に4〜5回に抑えてあげたほうがチワワも飽きたり嫌になったりせずに続けていくことができるでしょう。
まとめ
チワワのしつけを考える上で大切なのは、始めるタイミングとポジティブな感情とリンクさせるということです。
1日で完璧なしつけを覚えさせることは誰にもできません。
長い目で、ゆっくりと時間をかけてしつけていきましょう。
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