健康的な呼吸数は、1分間に20~30回くらいです。
普段から平常時の呼吸数を計っておくと良いでしょう。口を開けてハァハァ苦しそうにしたまま、時間が経っても戻らない場合、唇や舌が紫色になってきた場合はチアノーゼを起こしている可能性があります。すぐに受診してください。
- 熱中症(熱射病、日射病)熱中症は、冷房や換気の無い室内や社内あるいは車内での留守番、日中の散歩やお出かけの際に、体温調節がうまくできなくなることで発症します。あえいだ呼吸をみせたり、よだれなどの症状がみられます。ひどい場合に…
- 鼻炎鼻炎は、ウイルスや細菌が鼻腔や副鼻腔に侵入し、鼻の中の粘膜に起こる炎症のことです。犬の鼻炎の症状は、人とよく似ています。発症すると、鼻水やくしゃみ、ときに目やにが出るなどの症状が現れます。…
- 副鼻腔炎副鼻腔炎は普通の鼻炎の症状がひどくなったものをいい、鼻汁が粘り気を増したり時に血が混じる事もあります。鼻は常に鼻汁で塞がれて口呼吸が日常的になり、さらに呼吸が荒くなる症状もみられます。状態が進行すると…
- フィラリア症(犬糸状虫症)犬のフィラリア症(犬糸状虫症)は、フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫の感染によって起こる病気で、治療が遅れると心臓病の症状が現れるようになり、命にも関わることがあります。フィラリアは犬特有の病気のよう…
- 肺動脈狭窄症肺動脈弁と呼ばれる心臓の右心室から肺へと血液を送る肺動脈の入口にある弁やその周囲が、先天的に狭く、血液が心臓内をうまく流れない状態を言います。…
- 肺水腫肺水腫は、肺に水が溜まった状態のことをいいます。他の病気(肺炎や心臓病など)が原因となって発症します。咳や呼吸困難などの症状がみられるようになります。肺に溜まってしまった水を取り除いて治療します。…
- トキソプラズマ症トキソプラズマ症は、ほとんどの場合無症状の病気で、トキソプラズマという原虫に寄生されることによって発症する感染症です。抗生剤を投与することで治療します。…
- 骨肉腫骨肉腫は、骨にできるがん(悪性腫瘍)です。老齢の大型犬に多く見られます。発症箇所は四肢(肩甲骨や大腿骨の端)が多い為、初期症状として軽度の跛行が見られます。悪性度が非常に強く、診断された段階ではすでに…
- 血小板減少症血小板減少症は何らかの原因によって血を固める作用を持つ血小板数が正常範囲以下に減少するため、口の中や皮膚からの出血や傷口からの出血がなかなか止まらなくなる病気です。免疫異常や薬剤誘発性、他の病気に続発…
- クリプトコッカス症クリプトコッカス症は呼吸器や中枢神経系、眼、皮膚に影響を与えるクリプトコッカスという真菌(カビ)が感染することで起こる病気です。原因は他の病気の場合が多く、主に免疫力が低下している際に発症しやすい傾向…
- 気管虚脱気管虚脱は、慢性的に息が荒くなりガチョウの鳴くような乾いた咳をしたり、呼吸困難になるといった症状が現れる病気です。肥満の犬や心臓疾患、肺疾患を持つ中年齢・高年齢の犬でおもに発症します。体重制限や運動制…
- 拡張型心筋症拡張型心筋症は心筋の収縮力が失われて、心腔拡大が特徴的な進行性の後天性疾患で、その原因は不明だが背景には遺伝の関与が強く疑われています。犬の場合は、初期段階が非常に長く、その間は無症状ですが、その後短…
- 横隔膜ヘルニア横隔膜ヘルニアは、何らかの原因により腹部の臓器が横隔膜を通じて胸部に脱出している状態です。交通事故による外傷が多くの原因で、先天的に患っていることもあります。呼吸困難から死に至るものまで、その症状は多…
- 胃拡張・胃捻転症候群 (胃の鼓脹症)胃拡張・胃捻転症候群 (胃の鼓脹症)は大型で胸の深い犬種が発症しやすい疾患で、胃が拡張するとともに捻れ、胃の中で作られたガスが排出できなくなり胃拡張が進行することで、ショック症状や胃の虚血、壊死など命…
- 悪性リンパ腫(リンパ肉腫)犬のリンパ腫は犬の腫瘍の中で3番目に多いです。リンパ系または非リンパ系組織でリンパ系の細胞が増殖することにより腫瘤が作られて個々の組織や臓器を侵し機能障害を引き起こします。 悪性リンパ腫は、大まかに…