愛犬の足の裏を拭いてあげようと思ってめくって見ると、肉球の黒い部分がいつの間にか剥がれてしまっていた、あるいは剥がれて出血していたということはありませんか?
ワンちゃんの肉球が知らない間に剥がれている場合には理由がありますのでご紹介します。
愛犬の肉球が剥がれる原因
まず、犬の肉球が剥がれてしまう原因として多いのが、お散歩によるもの・歩いたり走らせたりさせる地面に問題がある場合です。
ワンちゃんの足が汚れないように、泥や土の地面を避けてお散歩されている方は比較的多いと思いますが、アスファルトなどの硬い道路は実はワンちゃんの肉球にダメージを与えます。
走らせたり運動させる時には、歩いている時と比べて肉球にかかる摩擦が増えるため、なるべく公園などの芝生やグランドの上を選んで行いましょう。
高齢であること、病気が原因である可能性も
特にこれからの季節、夏に向けて暑くなります。
なかでも真夏は、その強い日差しによりアスファルトが強く熱せられるため、炎天下にアスファルトばかりワンちゃんを歩かせていると簡単に足が火傷してしまいます。
丈夫そうな肉球ですが、知らない間に火傷によって剥がれてしまっていることも多々あります。
また、高齢のワンちゃんの方が肉球が剥がれやすい傾向にあります。
理由としては、だんだんと歳をとるごとに肉球表面がカサカサになり、肉球に含まれる水分量が減ってしまうからではないかと考えられています。
さらに、肉球の表面から脂分を拭き取り過ぎてしまうと、肉球に含まれる水分が失われやすくなるため注意が必要です。
ウェットシートなどで脂を取り除き過ぎないように、足の汚れを落とすくらいで済ませましょう。
最後に、肉球が剥がれてしまう比較的珍しい皮膚病もあります。
比較的種類がたくさんありますが、天疱瘡やエリテマトーデスという病気の場合、生涯治療しながら付き合っていかなければならないものも含まれます。
まとめ
肉球も角質でできていますので、通常は剥がれたところも早ければ1〜2週間、遅くとも1ヶ月以内に治ります。
出血がひどい・愛犬が痛がって歩き方がおかしい・1ヶ月以上経っても治らないなどの場合には必ず動物病院を受診しましょう。
肉球がいつの間にか剥がれている場合、多い原因としましては散歩コースに問題があることがあります。
夏のアスファルトによる火傷は避けなくてはいけませんが、繰り返し剥がれてしまう時にも普段から行っている散歩コースの見直しが必要です。
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