今となってはかなり前になりますが、チワワといえば身体を震わせながら愛くるしい眼差しで見つめてくる某消費者金融のCMで人気が爆発した犬種です。
当時印象的で、あのCMをきっかけにチワワを飼い始めた方も多いことでしょう。
ただ、うちの犬が震えていると何か病気なんじゃないかと心配されることがあると思います。
この震える仕草にはどんな理由があるのでしょうか?
身体が震えていても心配のいらない場合
見た目は元気で体調もすこぶる良好なチワワが震える理由として以下のようなものが考えられます。
- 何かに興奮している
- 緊張する状況にある
- 怖がるものがある
- 体温を上げようとしている
など、これらが理由として考えられる時、基本的には心配する必要はありません。
これらには共通して食欲がいつもどおりだったり、普段と同じように家の中を動き回っていたり、排泄が変わりなかったりと、体調面で心配すべき点がないことでしょう。
チワワはもともと警戒心が高い犬種です。
見知らぬ人の来客があったり、慣れないものを目にした際に震えが目立つようなら恐怖心や緊張感が理由として考えられます。
また、冬や室温が低い時に震えている場合には体温を上げようとして身体を震わせ熱を産生していることがあります。
愛犬の生活環境を確認してみましょう。
震えが病気や異変のサインである場合
反対に、身体の震えが何らかの病気や異変からきている場合は次のような普段と違う点がないかチェックしましょう。
- ご飯への食いつきが悪い、食べない
- 明らかに元気がない
- 身体が熱く感じる
- 戻してしまう、お腹を下すなどの症状がある
- どこかをかばっている、痛がっている
など、このように明らかに普段と違う点がある場合には、早い段階で動物病院へ相談しましょう。
例えば、胃腸炎や膵炎という消化器の病気があり、胃のむかつきやお腹の痛みが原因で身体が震えることがあります。
その場合には食欲の変化や吐き気などを伴うことが多いので、合わせて見られる場合には疑いましょう。
また、前述したように震えることで犬は体温調節をしますが、身体を触ってみて熱く感じる場合にはおかしいと思ってください。
細菌やウイルスなどの感染症にかかってしまった可能性があります。
もうひとつ重要なものとして、震えが目立つ理由に脳神経系の異常が挙げられます。
いわゆる”てんかん”の症状です。
震えている時の意識ははっきりしているか、歩き方や走り方はいつも通りか、頭や身体が傾いていないかなどを見ておきましょう。
まとめ
チワワは病気じゃなくても震えることが多くある犬種です。
普段と元気や食欲が変わりないのであれば、緊張や興奮していないか、生活環境で変わったことはないか見直してみましょう。
一方で、普段と違う点があり震えている場合には要注意で、ここに挙げていない病気も含めて様々な可能性があります。
どんな病気も早期発見・早期治療が大切ですので、その場合には必ず動物病院を受診しましょう。
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