夏の暑い季節が過ぎ、そろそろ秋が近づいてきましたね。
チワワとお外を散歩しているとセミの死骸が落ちている光景を見かけることがあるかと思いますが、興味を示す子も少なくないと思います。
くんくんと匂いを嗅ぐだけであればいいのですが、時々パクッと食べてしまうと正直びっくりすることでしょう。
セミの死骸を食べてしまってもチワワの身体に害はないのでしょうか?
落ちているセミを食べてしまったけど大丈夫?
チワワだけではなくワンちゃんがセミを食べてしまっても基本的には害はありませんのでご安心ください。
お口の中で細かく砕かれやすい上、食道内や胃腸管において詰まってしまう可能性がかなり少ないということ、さらにはチワワが口にしてもセミ本体には中毒を引き起こすような成分がないことが理由として挙げられます。
そのため、すぐに動物病院に連れて行って吐かせる必要はないと考えられます。
ただ、セミを食べることで一時的にお腹をくだしてしまうことはあります。
もしセミを食べてしまったチワワがその後下痢をしたり便が緩くなってしまう場合には、必ず動物病院で診察を受け、獣医師と相談の上治療を検討しましょう。
そもそも拾い食いが危険!
チワワは落ちているものに対して興味を示しやすい性格です。
ワンちゃんは一般的に興味を示したものの匂いを嗅ぎ、口に入れることでどんなものか判断しようとします。
しかし、拾い食いそのものが危険です。
地面に落ちているものはセミの死骸のように食べても害がないものだけではありません。
- 口にすると口腔内や食道を傷つけてしまうもの
- 消化液で溶かすことができず、食道、胃および腸管のどこかに詰まってしまうもの
- 体内に入ることで有害成分が吸収され、中毒症状を引き起こすもの
など、このように様々なタイプはあるものの、拾い食いの危険性が改めて実感できるのではないでしょうか。
拾い食いを避ける・させないためにはどのようにするべきか、考えてみましょう。
- お散歩中はリードを短く持って地面が見えない草むらなどは自由に行かせないようにする
- 地面が確認しづらい真夜中の散歩は避ける
- 落ちているものを見かけたら興味を示す前に近づけない
- お口に咥えたものを離すコマンドを覚えさせる
など、ここに挙げたのは拾い食いに対する対応策の一例ですが、これら以外にもおうちのチワワの性格などに合わせてそれぞれに工夫していきましょう。
まとめ
夏も終わるこの頃、セミの死骸を間違って食べてしまったというワンちゃんも少なくありませんが、基本的には害はないため安心してください。
しかし、拾い食い自体がとても危険な行為ではあるため、ぜひとも注意してください。
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