行動認定獣医師が協働。子犬の飼い主向けのオンラインサポートが開始

緊急事態宣言が発令され2週間。
感染拡大を防止するためにペットショップやしつけ教室も営業を中止しており、飼い主は飼育に困ったとしても相談できない状態となっています。

しかし、緊急事態でも子犬は成長します。
一生で一度しかなく、最も重要な発達期である子犬の時期に、適切な子犬教育を施すことは、一頭でも多くの犬たちと飼い主さまの幸せに直結します。

こうした事態を受け、認定NPO法人人と動物の共生センター（代表：奥田順之獣医師）は、全国で約100店舗のペットショップを運営する、株式会社AHBと協働し、オンラインで飼い主の皆様をサポートする、オンラインサポートプログラムを緊急始動いたします。本プログラムでは、オンラインでのパピークラスの提供と、オンラインでの個別カウンセリングを実施いたします。

子犬期の教育の重要性

子犬期は、犬の一生の中で心も身体も最も成長する時期です。
とくに6～12か月程度までの関係づくりが、飼い主様と愛犬の一生の関係を築きます。家の中から出ずに社会を知らずに成長した子犬は、怖がりになりやすい傾向があります。

しかしながら、外出を自粛しながらでも、家庭の中でもできる社会性を育むトレーニングもあります。
そうした今必要な知識をお伝えし、教育に役立てていただく事が、今回の企画の目的の一つです。

LIVE配信によるオンライン講座（パピークラス｜オンライン）

パピークラス｜オンラインでは、 ZOOMミーティング・youtubeLIVEを用いて、オンラインで子犬育ての基礎基本についてお伝えします。

パピークラスの内容は、基本の飼育知識をお伝えする内容が中心のため、オンラインでも十分に内容をお伝えすることができます。

双方向コミュニケーションが可能で、その場で講師に質問することもできます。

登録から最大35日間無料で提供（最大5回分）
週1回のLIVE配信＋録画配信で、時間を問わず参加可
デモ犬と一緒に講師がレクチャー、動画で配信
家で画面を見ながら、その場で愛犬と一緒に実践
その場で講師に質問も可能

ZOOMミーティングによる、オンラインカウンセリング

オンラインカウンセリングでは、 ZOOMミーティングを用いて、愛犬の困ったにお答えします。子犬の実際の行動や生活環境を映像で確認しながら、具体的な改善のアドバイスを実施できます。

パピークラス｜オンライン登録者は初回無料
1回40分のセッション
映像のやりとりで、的確なアドバイスを実施
奥田が代表を務めるONELifeのトレーナー・獣医師が指導

講師：獣医行動診療科認定医奥田順之　獣医師

パピークラス｜オンラインの講師は、全国に9人しかいない、獣医行動診療科認定医の奥田順之獣医師が務めます。

動物の精神科医として知られ、咬む・吠える・自傷行為といった問題行動の診察を専門とし、年間120例以上の診察を行っています。ホンマでっか！？TVへの出演や、緑書房WANでの連載、各種獣医学雑誌への執筆など幅広く活動をしています。著書に「動物の精神科医が教える、犬の咬みグセ解決塾（2018-ワニブックス）」

獣医行動診療科認定医
ぎふ動物行動クリニック院長
鹿児島大学獣医学部講師（動物行動学）／帝京科学大学講師（ペット共生学）

獣医動物行動診療科認定医とは？

獣医行動診療科認定医とは、日本獣医動物行動研究会が実施する認定医制度に合格した獣医師を指します。
2013年に創設された認定医制度は、 2019年までに9名の獣医師を認定医として認定してきました。以下、その定義を紹介します。

獣医動物行動学（動物行動学および臨床行動学）に精通し、行動診療を行うために必要な専門知識と技術、十分な診療経験を有しており、獣医行動学分野における最新知識の取得に務め、行動診療を通して動物と飼い主の幸福増進に貢献するとともに、獣医動物行動学分野の発展に寄与し、わが国における同分野の啓発と普及に貢献するための努力を惜しまない獣医師