チワワをはじめとして犬を多頭飼育していると、どうしても起きてしまうのが犬同士のケンカです。
犬同士がケンカをしている場合、心配になって仲裁に入ろうとする飼い主も多いかと思いますが本当に止めるべきなのでしょうか?
実は、ケンカを止める必要がないケースの方が多いのです。
今回は犬同士のケンカを仲裁する必要がない場合と止めるべきタイミングをご紹介します。
犬同士のケンカを止めなくていい理由
多頭暮らしをしている犬同士のケンカは、多くのケースで遊びの延長の可能性があります。
とくに若い犬に多いのですが、プロレスのように取っ組み合いをしたり歯をむき出しにして唸ったりすることは日常茶飯事です。
<ケンカをしているように飼い主の目から見えても、犬同士にとっては遊びのつもりだったということはよくあります。
また、仔犬にとって同居の犬とのケンカは、社会化や成長にとても重要な要素であるということが挙げられます。
体格が大きい子や年齢が上の子がいつも攻撃しているからといって飼い主が間に入ってはいけません。
なぜならやられている子が反撃する機会を失ってしまうからです。
同様に若い子が年上の犬にじゃれついているケースでも同じことが言えます。
どこかのタイミングで年上の犬が怒り若い犬を一喝して制することで、若い犬は「これ以上はやりすぎなんだ」と理解することができるのです。
しかし飼い主が仲裁に入ってしまうとやりすぎのラインが分からなくなってしまい、次はもっと激しくエスカレートしてしまうかも知れません。
止めるべき犬同士のケンカとは?
どちらかがケガをしてしまうようなケンカになってしまった場合には仲裁する必要があります。
とはいえ、多頭暮らししている犬たちが、突然ケガをしてしまうようなケンカに発展することは滅多にありません。
ただ、しつけや社会化がまだ十分でない場合や、同居の子が闘犬などであればやり過ぎてしまうこともあります。
その場合はむやみに引き離そうと間に入るのは危険です。
飼い主であっても興奮した犬に噛みつかれると大ケガしてしまう可能性があります。
タイミングを見て落ち着いている方の犬から抱えて引き離すか、リードを首にかけて距離をとるようにしましょう。
まとめ
一般的に、多頭飼育している犬同士のケンカは止める必要はありません。
しかし、どちらかがケガを負うほど興奮してしまったケースでは仲裁に入る必要があります。
その際は飼い主がケガをしないよう最大限注意してケンカを止めましょう。
残念ながら何度も激しいケンカを繰り返してしまう場合には、距離を設けて飼わなければならないかも知れません。
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