せっかく愛犬のために可愛いふかふかのベッドを買ったのに、チワワはベッドを避けて固い床で寝ている…。
こんなに固い床の上にそのまま寝ていて、身体が痛くなりそう。
そんな風に思うことはありませんか?
じつはチワワは自分から選んで固い床の上で寝ているのかも知れません。
固い床を好むふたつの理由
ひとつ目の理由として、残念ながらベッドよりも床の上の方が快適ということが考えられます。
犬はもともと寝心地の良いところを自分から探す動物です。
おそらく野生の頃からの習慣なのでしょう。
例えば暑い夏の夜などは、フローリングや玄関の床がひんやり冷えていて快適だという理由でベッドやゲージから移動して寝ていることがあります。
同じように、冬の暖房や布団により愛犬の身体が温まり、少し冷ますためにフローリングで寝たり、玄関に移動したりします。
さらにふたつ目の理由は、ベッドよりも固い床の方が周囲の音や動きを捉えやすいことが挙げられます。
ふかふかのベッドに寝ていると、誰かが歩いた時の床の振動や物音に反応しづらいため、そこで寝ることを好まないチワワもいます。
これは音や周りの動きに敏感な性格のチワワに多いです。
床に寝ていれば振動が直に伝わってくるので、遠くにいるご家族の方の動きも逃さずにキャッチすることができますね。
固い床の上で寝てて痛くないの?
チワワが固い床で寝ている場合、ほとんどの子が自分からその場所を選んでいます。
しかも同じ場所で長時間寝ている場合には、固い床による痛みを感じていないと思ってください。
皮下脂肪に加え豊富な体毛がクッションになるため、床からの痛みを減らすことができるのです。
しかし、寝たきりのワンちゃんや椎間板ヘルニアなどで自分から立ち上がれないチワワたちは注意が必要です。
自分自身で体勢を変えることが難しいため、固い床で寝続けていると1ヶ所の部位に力がかかってしまい床ずれを生じます。
その場合にはマットやベッドなどの上に寝かせてあげ、一定時間ごとに体勢を変えてあげる必要があります。
まとめ
ベッドを用意したのにチワワが床で寝ているとき、それはベッドが気に食わなかったわけではありません。
きっと床の方が寝心地がいいのでしょう。
さらに、元気な子であれば固い床の上で寝ていても身体を痛めてしまうことはまずありません。
ただし、自分から立ち上がれないチワワは床ずれになってしまう可能性があるため、固い床で同じ体勢のまま寝させないよう気をつける必要があります。
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