おうちのチワワにごはんやおやつをあげようと準備し始めると、その場でくるくる回り始めることはありませんか?
多くのケースで問題のない正常な行動だと捉えられていますが、実は病気による症状の1つである場合もあり少々注意する必要があります。
正常な行動と考えられる場合と病気の存在を疑う場合では何が違うのでしょうか?
くるくる回っても様子見で平気なケース
まずは、病気の存在を疑う必要がない場合から見ていきましょう。
ごはんやおやつをあげようと飼い主が準備し始めたとき、それにチワワが気づいてくるくる回り始めたとします。
この場合、ごはんやおやつが貰えることが分かり嬉しくなって興奮することが理由となり、くるくる回っていると考えられます。
その証拠にごはんやおやつをもらった後はくるくる回るのをピタリと止め、普段通りごはんやおやつを食べることができるでしょう。
このように嬉しさや大興奮したことが原因でくるくる回っているケースでは基本的には問題ありません。
食べ物以外にも散歩に連れて行く直前や飼い主さんがおもちゃを持ってきてくれた時にも、同じ理由からくるくる回ることがありますが、この場合も問題ないと考えられます。
これらのケースの共通点は、くるくる回っているのが一時的ということです。
チワワが嬉しいと思えることがひと段落したり、興奮が落ち着くとすぐにくるくる回らなくなることでしょう。
注意しなければならないケース
次に病気の存在を疑うような注意が必要な場合をご紹介いたします。
ごはんやおやつの直前に限らず、突然同じ場所で同じ方向に回り始め、しばらくの間回り続けるケースはなんらかの病気の可能性があります。
特にこのケースでは“前庭疾患”と言って、バランス感覚をつかさどり前庭と呼ばれる部位に異常が生じることが多いと考えられます。
一般的に前庭疾患は高齢の子の方が発症しやすい傾向にありますが、若くても中耳炎などが原因で生じることがあり、注意が必要です。
また頻度としては決して多くないですが、高齢のチワワでは認知機能の低下から同じ場所でくるくる回り続ける可能性もあります。
認知症の場合、多くの症例で治療が難しいため、くるくる回ってしまっても大丈夫なように生活環境を整える必要があります。
まとめ
このように、ごはんやおやつの前にくるくる回るのは嬉しさや興奮による正常な反応と考えられます。
しかし、嬉しくなったりテンションが上がった時以外にもチワワが同じ場所でぐるぐる回っている場合には前庭疾患や認知症の可能性があり、特に高齢のチワワでは注意
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