【獣医師執筆】チワワの震えで病気ではない場合と理由

Chihuahua

以前でチワワが震えている際に考えられる主な理由を簡単に紹介させて頂きました。

今回から3回に分けて、それらの理由に関してもう少し詳しくお話します。
まずは第1回は、身体が震えていても病気が理由でない場合です。

気持ちや精神面が理由でチワワが震える

以前ご紹介したように、チワワはよく震える犬種としても有名です。
元気があり、食欲も普段通り、おしっこやうんちもいつもと変わらないのであればまず緊急性は低いでしょう。

このように普段と同じように見えるチワワが震えている場合、まずは精神面での理由を考えてみましょう。

  • 何かに興奮している
  • 緊張する状況にある
  • 怖がるものがある

などがチワワの心や気持ちに影響し、身体が一時的に震えてしまうということは考えられます。

例えば、ご家族の方が帰宅するたびに興奮して身体を震わせたり、おやつやご飯を貰えると分かって震えていませんか?
誰かがおもちゃを持ってきてくれる時に震えることもあるでしょう。
また、緊張したり何かを恐れている場合にも震えが目立ちます。

繰り返しになりますが、チワワは比較的警戒心の強い犬種です。
おそらく、興奮して身体が震えるケースよりも、こちらの方が多くの飼い主さんが気になることだと思います。

雷やバイクなどの大きな音が聞こえたり、掃除機や扇風機など比較的慣れない電化製品などがチワワの近くに移動したりしていませんか?
来客や生活環境の変化はありませんでしたか?
このように、チワワを取り巻く状況をもう一度確認してみましょう。

チワワは体温調節のためにも震える

もうひとつ、病気ではないけれども身体が震える理由として、体温を上げようとしている生理反応ということが考えられます。
シバリングといい、体温が下がった時に筋肉を動かして熱を産生します。

これ自体は生理反応であり、身体が震えてしまうのは問題のないサインなので、気温の下がりやすい冬場や夏の冷房が効きすぎた室内であれば基本的には問題ありません。
室温を見直してあげましょう。

一方で体温が下がった理由が病気によることもありますので注意が必要です。

まとめ

今回は、病気ではない理由で身体が震えてしまうチワワの解説しました。
このように、身体が震えているからといって必ずしもすぐに獣医師に診てもらわなくても平気なケースもあります。

ご家庭で冷静に判断できるように震えが気になった時はチェックしてみましょう。
次回からは見逃してはいけない、病気が隠れている可能性があるチワワの震えについて詳しく解説します。

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