愛犬は孤独に対する不安から、様々な問題行動をおうちの中で引き起こしてしまう分離不安という状態があります。
同様に、ストレスや退屈感からワンちゃんはいろいろな行動をとりますが、その中でも、ワンちゃんが自宅の床をひたすら舐めている場合には、実は注意が必要かも知れません。
3つ理由に心当たりがないかチェックする
ワンちゃんが長時間床を舐める理由には、様々なものが考えられますが、以下の3つの理由に当てはまるかどうか、どんな時に舐めているのかどうか、思い返してみましょう。
まず1つ目は、ストレスや退屈感などの精神的な原因によるものです。
あまり遊ぶ時間が取れなかった時や、雨などでお散歩ができない日などに床を舐めてはいませんか。
実際、多くのワンちゃんはこれに当てはまります。
愛犬が「暇だなぁ〜」と退屈に感じ、時に飼い主さんの気を引こうとして床を舐めている分には問題はありませんが、もしストレスを感じているようであれば、そのストレスの原因を取り除いてあげる必要があります。
2つ目の理由として、床に食べ物が落ちたり飲み物をこぼしてしまったりすることで、床から匂いがすることが挙げられます。
赤ちゃんやお子さんをもつご家庭で飼われているわんちゃんに多いかも知れません。
その場合は、床をよく舐めることで、落ちているゴミやお子さんのおもちゃ、さらには愛犬の胃で消化されないもの(異物といいます)まで飲み込んでしまわないよう注意しましょう。
最後に3つ目の理由です。
じつは、胃がムカムカしていたり、消化不良を起こしており、それによって床を舐め続けている可能性があります。
特に、長時間ずっと床を舐めているわんちゃんは消化不良の疑いが強くなります。
ご飯を変えたり、新しいおやつをあげたりしていませんか?
合わせてうんちがいつもより軟らかいなど、排便の変化がないかもチェックしましょう。
まとめ
これらの理由以外にも、単なるくせで床を舐める子もいます。
ワンちゃんの体調に変化がなければ、噛みぐせ防止のビターアップルのようなものを使い、床に苦味をつけてやめさせることもできます。
ただし、ストレスになりうる原因として心当たりがあれば、まずはその原因を追求し、取り除けるものであればなくしてあげましょう。
また、胃のムカつきや消化不良などが生じている可能性もありますので、長く続くようであれば動物病院にて診察を受け、必要な場合には早めに治療してもらうことをおすすめします。
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